奥様は梅が大好きだ。
結婚する前、うちの実家がある大分に奥様を連れていった。
挨拶をすました翌日、湯布院で温泉宿に泊まった。
季節は夏。暑かったので宿の近くで梅シロップのカキ氷を注文した。注文したのは奥様だが、それが非常に美味しかった。
これまでどっちかってと、味が想像出来ない分、敬遠してきたジャンルだが、それを後悔するくらいに美味しかった。

それ以来毎年、この時期になると梅シロップを作っている。
 


今年もその季節がやってきた。
いつもは1瓶作ってるのだが、うちは消費量が多いため今年は2瓶作ることに。「せっかくだから、二人別々で作る?」と奥様に提案したところ、「いやいや。どうぞどうぞ。」と回答が返って来た。(ダチョウ倶楽部じゃないんだから。)と思いつつも、梅を買いにスーパーへ。
スーパーには銘柄梅680円とそうでない梅480円が売っており、うちが買ったのはそうでない梅480円の方。
きっとどっちでも美味しいさ。だって手作りだもの。
と思いつつ購入。そそくさと帰り下処理へ。

まずは水洗い。
気がついたら奥様が作業に取り掛かってた。
乗り気でないように見えたのはフェイクだったのだろうか。そう思うほどテキパキと作業をこなして行く。
私は作業の邪魔にならによう水出したりザル出したり。


洗ったあとは水切り兼ねてザルに取る。
(ザルは私が出しました。)


地道なヘタ取り。


ヘタを取り終わったら再度洗い軽く拭く。
吹き終わったら消毒した瓶に氷砂糖と梅を層になるよう詰め、終わったら5リットル瓶に対し酢を1カップ入れる。
ちなみに梅はそのまま入れている。
穴をあけたり凍らせたりはしていない。面倒くさがりなのでね。


瓶の蓋が折れ曲がっていたので、サランラップで代用。
雑菌が入らないよう密封したら、涼しい場所でしばらく寝かせる。


ちなみに、もう一瓶は奥様が知らない間に作ってた。
こちらは梅に穴をあけ、ホワイトリカーで漬けたとのこと。
せっかくなので比較してみることに。


1週間後
奥様が突然「飲もう!」と言い出す。
必死に止める私。氷砂糖は沈殿し溶けてない。
左の穴無し。シワシワが均等にある。
右の穴有り。穴無しに比べるとシワシワは深いが抽出にムラがあり、シワシワとそうでないのが混ざってる。


2週間後
左の穴無し。梅はシワシワになり氷砂糖も溶けてきた。
右の穴有り。シワシワが増す。赤色っぽい梅も見当たる。


3週間後
左の穴無し。梅もだいぶしおれてきたが、氷砂糖はあまり変化無し。
右の穴有り。相変わらず抽出にバラつきがある。


4週間後
左の穴無し。果肉も少なくなってきた。
右の穴有り。余り変化が見られない。


5週間後
氷砂糖が溶けないので、この日から毎日振ることに。
左の穴無し。梅のシワが深まってきた。
右の穴有り。ばらつきも減ってきた。


6週間後
両方とも完成。適度に振るのがいいみたい。


完成した梅シロップはペットボトルに詰めて冷蔵庫へ。
オシャレに瓶に詰めたかったが、そんなものはなかった。


奥様と試飲してみるが、酢かホワイトリカーかは好みの世界。
ただ、どちらも分量をもう少し減らした方が美味しくなると思う。
来年は20cc減らしてみよう。

梅の処理は、穴無しの方がよかった。
穴有りは抽出にムラがあり、シワシワしたのを取る必要がある。
凍らせた梅との比較はしてないが、凍らせるという一手間が面倒くさいので、うちはこれからも、梅はそのまま漬けるだろう。
あと、氷砂糖を早く溶かすためにも、まめに振った方がよい。
まめに振ってればあと数週間早く完成し、奥様のプレッシャーにさらされることはなかった。

なんにせよ、今年の梅シロップも大きな失敗もなく完成した。

〈梅シロップ〉
5ℓ瓶
梅…2kg
氷砂糖……2kg
酢orホワイトリカー……1カップ

1.洗ってヘタを取る。
2.熱湯もしくは酢で消毒した瓶に氷砂糖と梅を交互に入れる。
3.酢を回し入れて氷砂糖が溶けて梅がしなしなになるまで待つ。